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さて、小沢君が動き出した。

  • 2010.08.26
  • 本日、8月26日、小沢君が民主党の代表選に対して立候補を表明しました。
    小沢氏、代表選出馬の意向を表明 『鳩山氏から支援の言葉聞き決意した』
    8月26日8時35分 産経新聞
     民主党の小沢一郎前幹事長は26日午前、鳩山由紀夫前首相と都内の鳩山氏の事務所で会談し、9月の党代表選に出馬する意向を伝えた。
     会談後、小沢氏は記者団に、「鳩山由紀夫前首相から、出馬を決断するなら全面的に支援していきたいとの言葉を聞いたので、鳩山氏の前で出馬する決意をした」と述べた。


    これによると、「鳩山前首相から支援するという言葉を聞いた」とありますが、鳩山君の言い分は少し違っているようです。

    小沢氏『不肖の身だが決意』、鳩山氏『応援するのが大義』
    8月26日9時55分 日本経済新聞
    【鳩山氏の発言】昨日の菅直人首相との会談の模様を聞かれたので、私の方から概要を話した。その結果、それならば民主党と自由党が合併した時からの同志としての協力が得られるなら出馬をしたいという意向を述べられた。

    つまり、小沢君が鳩山君に対して、「君が応援してくれるなら」と語ったということになっています。つまり鳩山君は小沢君に“説得されて支持を約束した”と取れそうです。ただ、鳩山君はこれまでは菅代表を支持する意向を表明していたはず。

    外堀埋められた?…鳩山氏、小沢氏に『菅支持』
    2010年8月25日08時40分 読売新聞
     鳩山前首相が24日夜の小沢一郎前幹事長との会談で、9月の民主党代表選では菅首相を基本的に支持する考えを伝えたことで、小沢氏の代表選出馬は厳しい情勢になってきた。

    ところがここに来て、“お願いされた格好とはいえ”一転の小沢君支持。それにはこんな裏があった様子。

    鳩山前首相『小沢氏を支持するのが大義』
    8月26日08時57分 読売新聞
     小沢氏が党代表選への出馬を決断した理由に関して、「昨日の菅首相との会談の概要を話した。(小沢氏は)それならば、と出馬を決断した」と述べた。菅首相が小沢氏を含めた挙党態勢構築に難色を示したことを踏まえ、小沢氏が出馬を決めたことを明らかにしたものだ。

    鳩山前首相『小沢氏、要職に起用を』
    8月26日1時28分 読売新聞
     鳩山前首相は25日、読売新聞のインタビューに応じ、9月の民主党代表選後の党役員・閣僚人事に関連し、「小沢一郎前幹事長の存在感が見えることが望ましい」と語った。
     小沢氏が代表選出馬を見送った場合も、要職に起用するべきだとの考えを示したものだ。


    つまり、鳩山君は小沢君を積極的に応援してはいなかったものの、持ち前の「友愛精神」から、“党内融和こそ自身の勤め”とばかりに菅君に対して「小沢君の処遇をよろしく」と頼んだ模様。それが菅君からは「脱小沢で行きます」との発言があり、それを聞いた小沢君が激怒。鳩山君に迫り(場合によっては「俺が総理になったら」的な懐柔策も)支持を取り付けた、というところでしょうか。

    で、街の声は、と言うと──。

    首相続投賛成57%、支持上昇44%…読売調査
    8月9日22時28分 読売新聞
     読売新聞社が6~8日に行った全国世論調査(電話方式)で、菅首相(民主党代表)が9月の民主党代表選で再選され、首相を続けることに「賛成」と答えた人は57%、「反対」は30%だった。
     菅氏の代表再選―首相続投への「賛成」は、民主支持層では87%を占めた。自民支持層でも46%(「反対」44%)、無党派層でも46%(同32%)で多数となり、菅内閣を支持しない人でも33%が「賛成」と答えた。
     小沢前幹事長が、政府や党の要職に就くべきだと思う人は13%で、「そうは思わない」は81%に達した。民主支持層でも76%が「そうは思わない」と答えた。


    と、「小沢君、頼むからじっとしておいてくれよ」と思ってる人が8割以上という結果。それなのに、どうして小沢君は代表選に出ようと“思える”のか、そして、“誰が”小沢君を支持しているのか、これが不思議でなりません。
    まぁ、小沢君は世論調査を信用していないと公言しているわけで。

    『世論調査は、あたったことないよ』小沢幹事長会見
    4月12日 asahi.com
    ――テレビ朝日の世論調査では、参院選比例区でどの党に投票するかという質問に、民主党が23%、自民党が24%と逆転した。残り3カ月で逆転される現状に、どう巻き返すか。
    「全然心配しておりません」
    ――それは、どうしてですか。
    「君もよく勉強してから、そういう質問はしてもらいたい。今まで新聞やテレビの世論調査は、あたったことないよ、ほとんど」

    と、小沢君は放っておくとしても「国民の生活が第一。」と偉そうに看板を掲げておきながら、国民の8割が望んでいることを無視するのですから、この党の異常さがよくわかります。

    で、誰が小沢君を支持しているのか──、その前に、代表選はどのようにして行われるのかおさらいです。

    8年ぶり党員・サポーター投票=民主代表選の仕組み
    08月26日 11時14分 時事ドットコム
     菅直人首相と小沢一郎前幹事長が争うことになった民主党代表選は、ポイント制で実施される。党所属の国会議員、地方議員、一般党員・サポーターに割り振られたポイントは計1224ポイントで、過半数は613ポイントとなる。
     ポイントの内訳は、412人の国会議員が1人2ポイントずつを持ち、計824ポイント。地方議員2382人の票は100ポイントに換算され、候補の得票数に応じてドント式で配分する。34万2493人の党員・サポーター票は衆院小選挙区の数と同じ300ポイント。小選挙区ごとに最多得票の候補が1ポイントを獲得する仕組みだ。


    ちなみに、過去の民主党代表選で党員・サポーター投票が行われたのは2002年9月の代表選のみ(鳩山由紀夫氏が勝利)で、今回は8年ぶり2回目となるそう。
    で、重要なのが「党員・サポーター票が300ポイント」というところ。党員・サポーターとはなんぞや?と調べてみると──、

    あなたも民主党に参加しませんか?
    党員とは?
    ○民主党の基本理念と政策に賛同する18歳以上の方なら、どなたでもなれます。
    (在外邦人または在日外国人の方でもOKです。)
    サポーターとは?
    ○民主党を応援したい18歳以上の方なら、どなたでもなれます。
    (在外邦人または在日外国人の方でもOKです。)


    ──と、なっており、民主党の一部議員が、国民の大反対を押し切って進めようとしている外国人参政権の問題が見え隠れしてくるわけです。この外国人参政権は、今のところ地方参政権に限られているわけですが、こうやって代表選に対して、外国籍の党員・サポーターにも投票権を認めているということは、外国人が民主党の代表を(つまり日本の総理を)決めることができてしまうということになります。

    民主代表選有権者、党員・サポーターは34万人
    8月25日21時38分 読売新聞
    によると、34万人とされている党員・サポーターですが、一方で、平成20年末における在日の中国人数は65万人、朝鮮人・韓国人が59万人と公表されていますから、極端な話、この34万人の大半が中国人や朝鮮人であってもおかしくはないわけです。
    で、仮にこの人たちが「外国人参政権」や「朝鮮学校の授業料無償化」、「在日外国人の子息への子供手当」を根拠に全員小沢君に投票したとして300票。過半数は613票ということですからあと313票。国会議員は1人2票の割り当てなので、157人が小沢君支持に回れば小沢政権の誕生ということになります。
    この157人、民主党の国会議員数は412人ということなので、わずか38%。国会議員だけの投票では過半数は取れないかもしれないからと、党員・サポーター投票を行うことにしたのだとしたら……。極端すぎる話かもしれませんが、うーん、考えられる。

    で、改めて、民主党の国会議員のうち、誰が小沢君を支持しているのか。

    民主代表選:小沢氏擁立強まる…三井氏ら輿石氏に対応一任
    8月21日1時10分 毎日新聞
     小沢氏支持派では、6月の代表選で樽床伸二国対委員長を擁立した三井辨雄国対委員長代理らのグループが20日夜、東京都内で会合を開催。樽床氏や、鳩山由紀夫前首相グループの平野博文、小沢氏に近い松井孝治前正副官房長官も出席し、「難局を乗り切るには小沢氏の出馬しかない」として出馬を促すことで一致した。

    「難局」を作り上げたのは、鳩山君と小沢君ではないのか、といった根本的なツッコミはさておき、以上の記事から、三井君と松井君が支持していることがわかります。
    で、松井君のことはよくわかりませんが、三井君は「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」や「日韓議員連盟」に所属するバリバリの親韓派であることがわかります。
    で、もう1人。忘れちゃならないのがこの人、山岡君です。

    人気投票ではなく、本当の意味での危機打開をする人ということで、(次期代表には)小沢さんがいいという声が広まりつつある──山岡賢次民主党副代表(朝日新聞8月24日付)
    日本の論点PLUS
     民主党の代表選挙(9月1日告示、14日投開票)をひかえて、再選を目指す菅直人代表(首相)の対抗馬として、小沢一郎氏(前幹事長)の出馬が注目されている。出馬を働きかける急先鋒のひとりが冒頭の山岡賢次氏(党副代表)で、すでに代表戦における小沢支持グループの組織づくりと票固めに奔走、早ければ26日にも小沢氏に正式に出馬要請したい意向だ。

    山岡君は小沢君の立候補意志表明に先立ってこんなことも。

    『小沢氏は100%出馬の意志』」代表選で山岡氏
    8月26日8時51分 産経新聞 「小沢氏はかなりの決意をもっている。私の感触をいえば、もう事実上100%出馬をされるという意志を固めている」と述べた。 と、山岡君、完全に小沢君の太鼓持ちといったところ。「人気取りではなく」とか「本当の実力者」とか、確かに聞こえはいいけれど、それって本心から思ってるの?と疑いたくもなる。

    で、山岡君はこれまでの小選挙区選挙では全敗、2009年、つまり先の衆院選で初めて小選挙区当選を果たしたという“程度”の支持しか得られていないのに、なぜか民主党の副代表となっている方。
    で、Wikipediaで見てみると、
    ・2010年1月12日には在日本大韓民国民団中央本部の新年パーティに参加。参政権成立に全力で錦の御旗として取り組むと法案実現を約束。
    ・2010年3月18日、韓国大使館で権哲賢駐日韓国大使と会食し、「(外国人参政権は)参院選があるからできないが、選挙が終わったらやる」と参院選後の成立を約束。
    ・健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟の顧問をしており、マルチ商法関連団体でマルチ商法を推奨する講演を行っていた。
    ・小沢一郎幹事長が党代表に就いた2006年以降、政治資金収支報告書が公開されている2008年までの間に、党財務委員長だった山岡らに「組織対策費」として計約22億円が党本部から集中的に支出されていることが分かった。

    だとか、とにかく真っ黒な感じのお方。この方が小沢君を熱心に担ぎ上げようとしているのだから、国民からの支持なんてまったく得られるはずもない。


    さて。
    そもそも、鳩山君と小沢君が(何のなのかはともかくとして)責任を取って辞任したのが、“今年の”6月2日。民主党の代表選における告示日は9月1日ですから、自ら辞意を表明した方が3カ月もたたずに“よりによって”代表選に立候補するという異常事態となっています。辞めた上で代表選に、といってる方もどうかしてるけれど、それを担ぎ上げようとしている方もまったくもってどうかしています。こんなことが許されるのも、まさに「国民不在」の典型。
    で、思い起こして見れば、小沢君が民主党の代表を辞任したのが昨年、2009年の5月11日。鳩山君から要請を受けて、党の幹事長に就任したのが同年9月3日。このときも、その間わずか4カ月足らず。
    この人は「責任」という言葉をどのように考えているのでしょうか。

    さてさて、そして、自民党からは早くもこんな声が。

    【小沢氏出馬】首相就任ならカネ問題『説明強く求める』 自民の大島氏
    8月26日11時47分 産経新聞
     自民党の大島理森幹事長は26日午前、民主党の小沢一郎前幹事長が9月の党代表選に出馬表明したことについて、「円高株安問題などがあるなか、これから3週間も政府不在になってはならない」と述べ、選挙戦の過熱化による政治空白に危機感を示した。党本部で記者団の質問に答えた。
     大島氏は、小沢氏が政治とカネの問題を抱えていることについて「国会での説明責任を強く求めていくことに変わりはない」と述べ、小沢氏が首相に就任した場合、衆参両院の予算委員会などで厳しく追及する考えを示した。


    民主も民主なら自民も自民。政府不在に対する危機感を表明しながらも「予算委員会で厳しく追及する」と、これまた国民不在、政治の空白化確定。


    もう、この国にはマシな政治家なんていないんでしょうね。
    で、国民はここまでバカにされながらも、またスルーしてしまうのでしょうね。

    テーマ : 政治・時事問題
    ジャンル : 政治・経済





    「ノンアルコールのビール風味飲料」とか言ってますが。

  • 2010.08.12
  • 猛暑で売れすぎ…販売休止 サントリーのビール風味飲料『オールフリー』」とか。
    これってどうなんだろうって思ってましたけど、各社本格参戦で販売は本格化しそうな情勢に。
    まとめると、
    ・キリン「フリー」…他社に先行
    ・アサヒ「ダブルゼロ」…カロリーゼロ
    ・サントリー「オールフリー」…カロリーゼロ、糖質ゼロ
    といった感じ。

    で、これはもちろん従来型のノンアルコールビールとは違って、アルコール分をまったく含んでいないというのがその大きな特徴なわけですが……、だったら子供が飲んでも構わない?ってことで。

    まずはこのノンアルコール飲料というものに対する考え方から。
    2010年7月17日asahi.comより。
    カクテルなのにノンアルコール アサヒ『子どもはダメ』
    記事をまとめると──
    アサヒビールは「ダブルゼロカクテル」という名前のノンアルコールのカクテルとして、ジントニックテイストを9月、カシスオレンジテイストを11月にそれぞれ発売するという。で、「アルコールゼロの飲料は20歳以上を想定して開発しているだけに、メーカー側は未成年が買わないように『お酒売り場』で扱うことを求めている。だが法律上は販売を拒否する理由がないため、店頭では販売方法をめぐって戸惑いが広がっている」のだとか。
    で、記事内に一例として挙げられているものとしては、
    ・大手コンビニエンスストア……ノンアルコール飲料を売る場合、ビールなどと同じように店員に年齢確認を促す表示がレジに出る。ところが法律的にはお酒ではないため確認を義務づける根拠はなく、「実際は店員の対応任せで、そのまま販売しているケースも多い」。
    ・別の大手コンビニエンスストア……ノンアルコール飲料と通常のビール、カクテルなどが同じ棚に並ぶことを懸念する。「お酒を買いに来たお客さんが間違ってノンアルコール飲料を買って、苦情につながるケースが考えられる」ため、ノンアルコール飲料と一目で分かる表示を売り場に新たに設けることも検討中。
    ・大手居酒屋チェーン……未成年が頼んでも、お酒ではないので断る理由がない。対応は各店に任せている。
    などなど。

    まずね、この時点で、「だったら出さなきゃいいのに」と思いますよね。ビールにしても、カクテルにしても、“ノンアルコール”ビールだとか、“ノンアルコール”カクテルだとかにしなきゃいいのに、と。“甘くない炭酸飲料”とか“すっきり味のジュース”とか、“大人のジュース”とかにすりゃいいじゃねぇか、と。
    で、なぜ、そうしないのか。これは同記事内に答えが書かれていて、「お酒を飲む20歳以上の大人を想定して販売するため、価格も酒税を含む通常のカクテル飲料に近づくとみられる。アルコールゼロなら酒税がかからないため利幅が大きくなり、収益向上が課題のメーカー側にとっては貴重な商品というわけ」だとか。

    ふざけんな、と。
    はい、僕、この件に関して、かなり怒っています。


    実際問題として、ビールをこよなく愛する僕にとって、ノンアルコールビールというのはかなり嬉しいものであることに間違いはありません。出始めのころはとてもとてもお世辞にも飲めたものではありませんでしたが、最近のものは味もしっかりしてきたことで違和感なく飲めるようにもなりました。
    どういうときに飲む機会があるのか、といえば、それは圧倒的に法事の席です。普段、ファミリーレストランでノンアルコールビールを飲もうとまでは思いません。ほかに運転できる人がいれば頼んだ上でしっかりと「本物の」ビールを飲むし、いなければ飲まない、ただそれだけのこと。どうせすぐに家に帰るのだし。ただ、法事は少し違う。なぜなら、法事の後の飲食は、親族なども多く集まってそれなりの時間がかかることが通例で、その長い時間になにも飲まずってことはできません。出される料理も刺身や天ぷらなどの、懐石風の弁当などが多く、普段からお酒を飲んでいる人にとってはジュースやお茶で食べる気持ちにはなれないのが心情。もちろん、そんな席であっても、誰も運転を代わってくれる人がいないのなら我慢するしかないわけで、そこにノンアルコールビールがあればおいしくいただくし、なければこれも我慢するしかない。つまり、ノンアルコールビールに関する話は、そもそも「我慢できるか、できないか」という単純な問題でしかないわけです。
    お酒を飲まない人からは「酔いもしないのにそんなの飲んでおいしいのか?」とも言われますが、基本的にビールの1杯や2杯、ジョッキの3杯や5杯、瓶の5本や10本では酔うことがない僕にとっては、単なる「食事中の喉の渇きを潤す適当な飲み物」に過ぎないわけで、ビールよりさらに適当な飲み物があればそちらを選ぶだけの話。僕に限って言えば「ノンアルコールビールだからありがたい」わけでもありません。

    さて、で、ノンアルコールビール。あれば嬉しいけれど、なくても困らないこの飲み物に、僕は危機感を抱いているわけです。
    それはもちろん子供による飲用です。

    まずは2003年5月31日の北海道新聞の記事から。
    古いものなので既に北海道新聞のサイトからは削除されていたので魚拓より全文引用します。

    ノンアルコールビールで『酒盛り』 室蘭の中学生65人、飲んで学校が注意
     室蘭市内の中学生六十五人が祭りの際、集団でノンアルコールビールを飲み、学校側から注意されていたことが、三十日分かった。アルコール分が1%未満のノンアルコールビールは酒税法では酒類に分類されないが、微量ながらアルコール分を含んでいる。
     室蘭市教委によると、二十四、二十五の両日、同市内の祭りの露店で同じ中学校の生徒六十五人がノンアルコールビールを購入し、飲んだ。二十六日に保護者の連絡を受けた学校が調べたところ、このうち四人の生徒は缶酎ハイなど酒類を飲んでいたことも分かった。
     この中学校は「飲酒や喫煙は違法行為。またノンアルコールであっても飲んだ量によっては酔うこともある」として、学年集会で注意し、保護者にも文書を配布した。
     同市教委は「ノンアルコールをうたっても微量のアルコールが含まれている。成長期の体に及ぼす影響も考えてほしい」と苦い顔。大手ビール会社は「ノンアルコールビールは未成年が飲んでも法律に違反しないが、あくまで健康志向の大人の飲み物という位置付け。未成年者などが飲むことは好ましくないし、ラベルでも注意を促している」としている。

    次にYahoo! 知恵袋より、2006年8月21日の質問。
    ノンアルコールビール使えば高校生でも祝勝会でビールかけしていいんですか?

    さて。
    この2つの例は、僕が危惧している問題と若干性質が異なります。なぜならこの時点では、ノンアルコールといえどもアルコール分は含まれており、未成年の飲用は制限されていたからです。もちろん、実際は違います。酒税法的にはアルコール1%以上を酒類としているので、実際は清涼飲料水の扱いであり、未成年者であっても購入や飲用は可能でした。ただ、販売店や提供側、そして家族などの自助努力によって守られていたといっていいでしょう。
    ところが今回は違う。まったくのアルコールゼロであって、どれだけ大量に飲もうが未成年に対する害は存在しません。また、上に販売店の対応として書いたとおり、各販売店によって対応はマチマチ。まったく問題なく販売している店もあるでしょうし、また、そうしている店に対して販売差し止めを求めることもできません。

    で、次に取り上げるYahoo! 知恵袋の質問は2009年11月13日のもの。
    高校の文化祭の打ち上げにノンアルコールビール(キリンフリー)で打ち上げをしたい…

    来ました。そりゃそうです。来るのが当然です。
    文化祭の打ち上げどころか、文化祭で堂々と販売し、全校生徒が飲んだところで誰にも文句は言われないはずです。
    で、果たしてこれは特異な例と言えるのでしょうか。


    ビールは、その飲み始めの当初はけしておいしい飲み物ではないはずです。小学生のころ、お父さんのビールグラスから溢れるいかにもおいしそうな泡を見て、少し舐めさせてもらったことのある人も多いでしょう。中学や高校に入って、大人のふりをして、こっそりビールを飲んでみて、そのあまりの不味さに吐き出した経験のある人も多いでしょう。大学生になって、あるいは会社に就職して、先輩に無理矢理飲まされて「マズイ。こんなの絶対飲みたくない」と思いながらも少しずつ飲み進めていくうちに、いつのまにか飲めるようになった、そんな人も多いでしょう。というより、そういう人がほとんどではないでしょうか。
    ビールだけではなく、タバコや赤ワイン、コーヒーや抹茶、ビターチョコだって最初からおいしいと感じたと言う人は少ないと思います。それは、苦味は「毒」の味として本能的に避ける習性が働くからだと言われています。

    食品メーカーのニッスイが「ニッスイアカデミー:おいしさを科学する」として、味覚や栄養素など、さまざまなものについて科学的根拠に基づいた分析記事を掲載しています。そのなかの「苦味」という記事中にこういう記載があります。
    「味を感知できる最低の濃度を閾値(いきち)といいますが、『苦味』の閾値は他の味に比べてはるかに低い値です。食物を口に入れたとき、ごくわずかな量でも敏感に苦味を感知することで、毒物の摂取をさけることができるようになっているのです」と。
    で、では「なぜ苦味を摂取できるようになっていくのか」については、このような解説がなされています。
    「ふだんは意識することはありませんが、食品の前提条件は、食べて安全であることです。『親がおいしそうに食べている』というのは、子どもにとって重要な情報です。安全であることがわかれば、親の食べる苦味のある食品にも、子どもは手を伸ばすようになるのです。そうした食経験の積み重ねが成長とともに嗜好を形成し、大人になると、苦い食品でもおいしいと感じられ、好んで摂ったりするようになるのです。『苦味は大人の味』と言われる由縁です。(中略)継続して摂取することで苦味に対する嗜好を獲得することは、実験によっても確認されています」

    つまり、僕が例に挙げた「お父さんのビールグラスから溢れるいかにもおいしそうな泡」というのは、単に泡がおいしそうだという視覚的なものだけではなく、「お父さんがおいしそうに飲んでいるから」という思いが加えられていることによって、より強い摂取欲となっているとも言えそうです。
    大人がおいしそうに飲んでいるビール──。そこにアルコールという物質が加わることにより年齢制限が設けられ、その年齢に満たない子供にとっては、「悪いことをしている」という自戒の念をとともに隠匿して飲まれていたわけで、そこには継続性は存在し得ません。そのことによって、「嗜好の獲得」の機会が絶たれていたわけですが、白日のもとで堂々と飲むことが許可されたのでは、子供たちは嬉々として早々にその嗜好を獲得し、機会さえあれば「ノンアルコール」ではない「本物のビール」を躊躇なく飲むのではないでしょうか。そのことを危惧せざるを得ません。
    「子供向けのビール」、そんな飲み物も昔から存在はしていました。ただ、大手メーカーがこぞって販売するのとはまったく問題の大きさが違う、そう思うのです。


    メーカーがさまざまに研究・開発を行い、新たな商品を市場に流通させることはけして悪いことではありません。ただ、それが単に利益追求のためだけに行われ、安全の確保や使用方法が一方的にユーザーに委ねられ、そのことによって多くの事故が起きてきた例は枚挙に暇がありません。
    メーカーは事故が起きてから製品を回収し、あるいはパッケージに注意書きを加えるなど、後付けでしか対処を行わず、起きてしまった不始末について責任を取ることはありません。

    今回のノンアルコールビールは、運転手や妊婦など、アルコールを摂取できない人には朗報となったかもしれませんが、それらの人々であっても一日中運転を続けるわけでも、一生妊婦を、あるいは授乳を続けるわけでもないわけで、飲料メーカーには、そのような「我慢が必要な」人々を助ける商品ではなく、例えばタバコのように料金を上げることによって制限を加えたりといった、「我慢を強制(サポート)する」というような社会性を考慮した活動をしてほしいと思います。
    タバコが徐々にニコチンの量を減らし、タール1ミリグラム、ニコチン0.1ミリグラムなど、「吸う必要ないんじゃねぇ?」といったような商品を多数発売したにも関わらず喫煙者数は減少せず、料金の値上げや嫌煙活動によって喫煙者が減少したように、実際に飲酒運転の罰則強化や不景気などによって酒類の売上は減少しているといいます。ところが、そういう風潮の中でも、なお、メーカーが「商売を続けよう(なんとかして儲けよう)」という感覚でいる以上、不法飲酒はなくならないでしょうし、新たな別の問題も起きてくるのでは?と考えますが、これまた言い過ぎでしょうか。

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    ジャンル : 日記





    高校野球が大嫌い。

  • 2010.08.10
  • 単に趣味嗜好の問題なので、検証やら解決策やら、あるいは関連法案を探してきてなんてことは当然せずに短く。

    とにかく高校野球が大嫌いで仕方がありません。
    「だったら見るな」と言われるのもまさに仰るとおり。ただ、この時期、テレビのチャンネルを変えていると、どうしたって飛び込んでくるし、ニュースを見てたってスポーツコーナーでは伝えられるわけだし、まったく目にしないで生きていくためには、「この時期にはテレビを見ない」という生き方をするしかありません。

    で、なぜかように高校野球が嫌いなのか──。理由は2つ。NHKの放送の仕方と、球児たちの振る舞い方とのダブル攻撃によってこの状況が作り出されています。

    1つめ。NHKの放送の仕方。
    これはとにかく一言で言ってアップの多用がキツイ。全世帯とは言わないまでも、今やほとんどの家庭で地デジ化が進み、それに伴って画面サイズが大きくなっているのも周知の事実。なのに、というか、NHKの高校野球を見ていると、球児や監督、スタンドで応援している人たちなどが画面いっぱいになるくらいまで大写しになることが度々あります。家庭の地デジテレビの標準サイズが何インチなのかはわかりませんが、40インチくらいで画面いっぱいとなると顔の大きさ約50センチにもなって……(以下略)。

    2つめ。球児。
    まぁ、1つめはどうでもよくて、2つめの球児のおかしなポイントも1つめのアップ多用によって余計に違和感強く伝わってくるというか。
    で、おかしなところというのはズバリ帽子のかぶり方。
    で、で、試しに「高校野球 帽子 かぶり方」でGoogle先生で調べてみたところ、やはり同様に違和感を持っている人がそこそこいらっしゃることがわかりました。
    ポイントは3つ。
    1. ツバを極端に折り曲げている
    2. マークのところをヘンテコリンにつまんでいる
    3. 極端すぎるくらいに浅くかぶっている
    百歩譲って、1のツバはあまりにも極端でない場合はよしとしましょう。僕自身の帽子かぶり経験談から言っても、ツバが曲がっている方が視界がよくなるって感じは受けます。深くかぶりすぎることで左右が遮られてしまって、視界が狭まるってこともあるのですが、帽子はその多くは、暑く、明るいときにかぶるもの。逆に左右から入ってくる光が制限されて、前面に集中しやすくなります。僕は釣りのときに帽子をかぶるのですが、偏光グラスという、水面下の様子を見るための眼鏡をかけるときには特に横からの光は避けたいので、自身の帽子のツバも曲げ、深くかぶって魚を狙っています。
    で、問題は2と3。これは同じ問題で、マークのところをヘンテコリンにつまみたいから浅くしかかぶらないのか、浅くしかかぶらないからマークをヘンテコリンにつまむのか、どっちが先かはわからないのですが、とにかく絶対にヘン!
    「高校生間のファッション」といったものだとは思いますが、プレー中も帽子のかぶり方を気にしすぎていて、野球をしているのか、帽子をかぶる運動をしているのかわからないほど。特に投手などは1球投げるたびに帽子をかぶり直す始末で、酷い投手になると、1球投げるたびに帽子が脱げ落ちる場合も。もしそこにピッチャーライナーが飛んできて頭に当たったら、と思うとゾッとします。
    で、大学野球は、そしてプロ野球は、と見てみると、そんなかぶり方をしている選手は一人もいないわけで、どうして高校球児だけがあのようなヘンテコリンなことを、それも全国的にしているのかがますます不明です。

    「カッコつけたい、カッコよく見られたい」と思っているのでしょう。わかります。でも、ヒーローになるのは、そして「カッコイイ!」と、女の子をときめかせるのは、相手を完封したり、ホームランを打ったり、ファインプレーをする選手たちであって、「君の帽子のかぶり方、カッコイイね」なんてことでヒーローなったり、インタビューを受けたり、写真を撮られたり、まして女の子にモテたりすることはありえませんので。


    [追記]
    8月11日。何度も何度もニュースで流れましたが、仙台育英高校が最後にレフトの超ファインプレーともいえるダイビングキャッチで逃げ切った試合、このレフトの選手の飛び込みと見事なキャッチには敬意を表しますが、立ち上がった瞬間、左手はボールをキャッチしたグローブを高々と掲げ、右手ではすかさず帽子を「浅く」かぶり直してました。
    ほんと、なんだかなぁ。

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    プロフィール

    常盤荘太郎

    Author:常盤荘太郎
    いろいろと調べることが好きで、そのことでわかったことを基本に日常の疑問、感じたことなど、日々の話題にいろいろとツッコミを入れていきます。
    主夫目線で書く家事全般の記録
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