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    「ノンアルコールのビール風味飲料」とか言ってますが。

  • 2010.08.12
  • 猛暑で売れすぎ…販売休止 サントリーのビール風味飲料『オールフリー』」とか。
    これってどうなんだろうって思ってましたけど、各社本格参戦で販売は本格化しそうな情勢に。
    まとめると、
    ・キリン「フリー」…他社に先行
    ・アサヒ「ダブルゼロ」…カロリーゼロ
    ・サントリー「オールフリー」…カロリーゼロ、糖質ゼロ
    といった感じ。

    で、これはもちろん従来型のノンアルコールビールとは違って、アルコール分をまったく含んでいないというのがその大きな特徴なわけですが……、だったら子供が飲んでも構わない?ってことで。

    まずはこのノンアルコール飲料というものに対する考え方から。
    2010年7月17日asahi.comより。
    カクテルなのにノンアルコール アサヒ『子どもはダメ』
    記事をまとめると──
    アサヒビールは「ダブルゼロカクテル」という名前のノンアルコールのカクテルとして、ジントニックテイストを9月、カシスオレンジテイストを11月にそれぞれ発売するという。で、「アルコールゼロの飲料は20歳以上を想定して開発しているだけに、メーカー側は未成年が買わないように『お酒売り場』で扱うことを求めている。だが法律上は販売を拒否する理由がないため、店頭では販売方法をめぐって戸惑いが広がっている」のだとか。
    で、記事内に一例として挙げられているものとしては、
    ・大手コンビニエンスストア……ノンアルコール飲料を売る場合、ビールなどと同じように店員に年齢確認を促す表示がレジに出る。ところが法律的にはお酒ではないため確認を義務づける根拠はなく、「実際は店員の対応任せで、そのまま販売しているケースも多い」。
    ・別の大手コンビニエンスストア……ノンアルコール飲料と通常のビール、カクテルなどが同じ棚に並ぶことを懸念する。「お酒を買いに来たお客さんが間違ってノンアルコール飲料を買って、苦情につながるケースが考えられる」ため、ノンアルコール飲料と一目で分かる表示を売り場に新たに設けることも検討中。
    ・大手居酒屋チェーン……未成年が頼んでも、お酒ではないので断る理由がない。対応は各店に任せている。
    などなど。

    まずね、この時点で、「だったら出さなきゃいいのに」と思いますよね。ビールにしても、カクテルにしても、“ノンアルコール”ビールだとか、“ノンアルコール”カクテルだとかにしなきゃいいのに、と。“甘くない炭酸飲料”とか“すっきり味のジュース”とか、“大人のジュース”とかにすりゃいいじゃねぇか、と。
    で、なぜ、そうしないのか。これは同記事内に答えが書かれていて、「お酒を飲む20歳以上の大人を想定して販売するため、価格も酒税を含む通常のカクテル飲料に近づくとみられる。アルコールゼロなら酒税がかからないため利幅が大きくなり、収益向上が課題のメーカー側にとっては貴重な商品というわけ」だとか。

    ふざけんな、と。
    はい、僕、この件に関して、かなり怒っています。


    実際問題として、ビールをこよなく愛する僕にとって、ノンアルコールビールというのはかなり嬉しいものであることに間違いはありません。出始めのころはとてもとてもお世辞にも飲めたものではありませんでしたが、最近のものは味もしっかりしてきたことで違和感なく飲めるようにもなりました。
    どういうときに飲む機会があるのか、といえば、それは圧倒的に法事の席です。普段、ファミリーレストランでノンアルコールビールを飲もうとまでは思いません。ほかに運転できる人がいれば頼んだ上でしっかりと「本物の」ビールを飲むし、いなければ飲まない、ただそれだけのこと。どうせすぐに家に帰るのだし。ただ、法事は少し違う。なぜなら、法事の後の飲食は、親族なども多く集まってそれなりの時間がかかることが通例で、その長い時間になにも飲まずってことはできません。出される料理も刺身や天ぷらなどの、懐石風の弁当などが多く、普段からお酒を飲んでいる人にとってはジュースやお茶で食べる気持ちにはなれないのが心情。もちろん、そんな席であっても、誰も運転を代わってくれる人がいないのなら我慢するしかないわけで、そこにノンアルコールビールがあればおいしくいただくし、なければこれも我慢するしかない。つまり、ノンアルコールビールに関する話は、そもそも「我慢できるか、できないか」という単純な問題でしかないわけです。
    お酒を飲まない人からは「酔いもしないのにそんなの飲んでおいしいのか?」とも言われますが、基本的にビールの1杯や2杯、ジョッキの3杯や5杯、瓶の5本や10本では酔うことがない僕にとっては、単なる「食事中の喉の渇きを潤す適当な飲み物」に過ぎないわけで、ビールよりさらに適当な飲み物があればそちらを選ぶだけの話。僕に限って言えば「ノンアルコールビールだからありがたい」わけでもありません。

    さて、で、ノンアルコールビール。あれば嬉しいけれど、なくても困らないこの飲み物に、僕は危機感を抱いているわけです。
    それはもちろん子供による飲用です。

    まずは2003年5月31日の北海道新聞の記事から。
    古いものなので既に北海道新聞のサイトからは削除されていたので魚拓より全文引用します。

    ノンアルコールビールで『酒盛り』 室蘭の中学生65人、飲んで学校が注意
     室蘭市内の中学生六十五人が祭りの際、集団でノンアルコールビールを飲み、学校側から注意されていたことが、三十日分かった。アルコール分が1%未満のノンアルコールビールは酒税法では酒類に分類されないが、微量ながらアルコール分を含んでいる。
     室蘭市教委によると、二十四、二十五の両日、同市内の祭りの露店で同じ中学校の生徒六十五人がノンアルコールビールを購入し、飲んだ。二十六日に保護者の連絡を受けた学校が調べたところ、このうち四人の生徒は缶酎ハイなど酒類を飲んでいたことも分かった。
     この中学校は「飲酒や喫煙は違法行為。またノンアルコールであっても飲んだ量によっては酔うこともある」として、学年集会で注意し、保護者にも文書を配布した。
     同市教委は「ノンアルコールをうたっても微量のアルコールが含まれている。成長期の体に及ぼす影響も考えてほしい」と苦い顔。大手ビール会社は「ノンアルコールビールは未成年が飲んでも法律に違反しないが、あくまで健康志向の大人の飲み物という位置付け。未成年者などが飲むことは好ましくないし、ラベルでも注意を促している」としている。

    次にYahoo! 知恵袋より、2006年8月21日の質問。
    ノンアルコールビール使えば高校生でも祝勝会でビールかけしていいんですか?

    さて。
    この2つの例は、僕が危惧している問題と若干性質が異なります。なぜならこの時点では、ノンアルコールといえどもアルコール分は含まれており、未成年の飲用は制限されていたからです。もちろん、実際は違います。酒税法的にはアルコール1%以上を酒類としているので、実際は清涼飲料水の扱いであり、未成年者であっても購入や飲用は可能でした。ただ、販売店や提供側、そして家族などの自助努力によって守られていたといっていいでしょう。
    ところが今回は違う。まったくのアルコールゼロであって、どれだけ大量に飲もうが未成年に対する害は存在しません。また、上に販売店の対応として書いたとおり、各販売店によって対応はマチマチ。まったく問題なく販売している店もあるでしょうし、また、そうしている店に対して販売差し止めを求めることもできません。

    で、次に取り上げるYahoo! 知恵袋の質問は2009年11月13日のもの。
    高校の文化祭の打ち上げにノンアルコールビール(キリンフリー)で打ち上げをしたい…

    来ました。そりゃそうです。来るのが当然です。
    文化祭の打ち上げどころか、文化祭で堂々と販売し、全校生徒が飲んだところで誰にも文句は言われないはずです。
    で、果たしてこれは特異な例と言えるのでしょうか。


    ビールは、その飲み始めの当初はけしておいしい飲み物ではないはずです。小学生のころ、お父さんのビールグラスから溢れるいかにもおいしそうな泡を見て、少し舐めさせてもらったことのある人も多いでしょう。中学や高校に入って、大人のふりをして、こっそりビールを飲んでみて、そのあまりの不味さに吐き出した経験のある人も多いでしょう。大学生になって、あるいは会社に就職して、先輩に無理矢理飲まされて「マズイ。こんなの絶対飲みたくない」と思いながらも少しずつ飲み進めていくうちに、いつのまにか飲めるようになった、そんな人も多いでしょう。というより、そういう人がほとんどではないでしょうか。
    ビールだけではなく、タバコや赤ワイン、コーヒーや抹茶、ビターチョコだって最初からおいしいと感じたと言う人は少ないと思います。それは、苦味は「毒」の味として本能的に避ける習性が働くからだと言われています。

    食品メーカーのニッスイが「ニッスイアカデミー:おいしさを科学する」として、味覚や栄養素など、さまざまなものについて科学的根拠に基づいた分析記事を掲載しています。そのなかの「苦味」という記事中にこういう記載があります。
    「味を感知できる最低の濃度を閾値(いきち)といいますが、『苦味』の閾値は他の味に比べてはるかに低い値です。食物を口に入れたとき、ごくわずかな量でも敏感に苦味を感知することで、毒物の摂取をさけることができるようになっているのです」と。
    で、では「なぜ苦味を摂取できるようになっていくのか」については、このような解説がなされています。
    「ふだんは意識することはありませんが、食品の前提条件は、食べて安全であることです。『親がおいしそうに食べている』というのは、子どもにとって重要な情報です。安全であることがわかれば、親の食べる苦味のある食品にも、子どもは手を伸ばすようになるのです。そうした食経験の積み重ねが成長とともに嗜好を形成し、大人になると、苦い食品でもおいしいと感じられ、好んで摂ったりするようになるのです。『苦味は大人の味』と言われる由縁です。(中略)継続して摂取することで苦味に対する嗜好を獲得することは、実験によっても確認されています」

    つまり、僕が例に挙げた「お父さんのビールグラスから溢れるいかにもおいしそうな泡」というのは、単に泡がおいしそうだという視覚的なものだけではなく、「お父さんがおいしそうに飲んでいるから」という思いが加えられていることによって、より強い摂取欲となっているとも言えそうです。
    大人がおいしそうに飲んでいるビール──。そこにアルコールという物質が加わることにより年齢制限が設けられ、その年齢に満たない子供にとっては、「悪いことをしている」という自戒の念をとともに隠匿して飲まれていたわけで、そこには継続性は存在し得ません。そのことによって、「嗜好の獲得」の機会が絶たれていたわけですが、白日のもとで堂々と飲むことが許可されたのでは、子供たちは嬉々として早々にその嗜好を獲得し、機会さえあれば「ノンアルコール」ではない「本物のビール」を躊躇なく飲むのではないでしょうか。そのことを危惧せざるを得ません。
    「子供向けのビール」、そんな飲み物も昔から存在はしていました。ただ、大手メーカーがこぞって販売するのとはまったく問題の大きさが違う、そう思うのです。


    メーカーがさまざまに研究・開発を行い、新たな商品を市場に流通させることはけして悪いことではありません。ただ、それが単に利益追求のためだけに行われ、安全の確保や使用方法が一方的にユーザーに委ねられ、そのことによって多くの事故が起きてきた例は枚挙に暇がありません。
    メーカーは事故が起きてから製品を回収し、あるいはパッケージに注意書きを加えるなど、後付けでしか対処を行わず、起きてしまった不始末について責任を取ることはありません。

    今回のノンアルコールビールは、運転手や妊婦など、アルコールを摂取できない人には朗報となったかもしれませんが、それらの人々であっても一日中運転を続けるわけでも、一生妊婦を、あるいは授乳を続けるわけでもないわけで、飲料メーカーには、そのような「我慢が必要な」人々を助ける商品ではなく、例えばタバコのように料金を上げることによって制限を加えたりといった、「我慢を強制(サポート)する」というような社会性を考慮した活動をしてほしいと思います。
    タバコが徐々にニコチンの量を減らし、タール1ミリグラム、ニコチン0.1ミリグラムなど、「吸う必要ないんじゃねぇ?」といったような商品を多数発売したにも関わらず喫煙者数は減少せず、料金の値上げや嫌煙活動によって喫煙者が減少したように、実際に飲酒運転の罰則強化や不景気などによって酒類の売上は減少しているといいます。ところが、そういう風潮の中でも、なお、メーカーが「商売を続けよう(なんとかして儲けよう)」という感覚でいる以上、不法飲酒はなくならないでしょうし、新たな別の問題も起きてくるのでは?と考えますが、これまた言い過ぎでしょうか。

    テーマ : 日記というか、雑記というか…
    ジャンル : 日記





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    常盤荘太郎

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    いろいろと調べることが好きで、そのことでわかったことを基本に日常の疑問、感じたことなど、日々の話題にいろいろとツッコミを入れていきます。
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