スポンサーサイト

  • --.--.--
  • 上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。




    電子制御の不安。

  • 2010.02.25
  • トヨタが相変わらず痛めつけられていますね。
    もちろん、攻める側、守る側双方にそれぞれの理由があるわけで、攻める側からすれば「痛めつけられた」ことによる攻めであるとも考えられるわけですから、一方的に痛めつけられているとも言い切れません。
    ただ、同じ日本人として、また、米国議会がビッグ・スリーと呼ばれる米国自動車会社のトップに対して行った公聴会の様子を見るにつけ、どうにも理不尽に痛めつけられているという感覚を拭いきれません。

    そもそもこの問題、いろいろとわかりにくいところがあるので幾つか上げておきます。

    まず、昨年8月に起きたレクサスES350での4人死亡事故。これをきっかけにして一気にリコールが噴出したとも言われている事故ですが、この件についておさらい。


    昨年8月28日、カリフォルニア州高速警察の隊員であるマーク・セイラーさん(当時45)は米カリフォルニア州サンディエゴ郊外をレクサスES350で走行中、アクセルペダルが戻らなくなって前の車に交差点で衝突し、道を外れて河原に激突、運転手を含む4人全員が即死したもの。
    以下はそのときの通報内容を日本語訳したもの。

    司令室:こちら911、どうしました?
    男性:はい、今レクサスからです。
    司令室:聞き取りにくいのですが。
    男性:いま、125号を北方面に向かっています。アクセルが戻らないんです。
    司令室:なんですか?
    男性:アクセルが戻らないんです。125号線です。
    司令室:125号北方面、どこを通過中かわかりますか?
    男性:ここはどこかわかるか? 120マイル(時速190km)も出てる! 場所はミッション・ゴージだ! もうだめだ…ブレーキも効かない。
    司令室:了解。
    男性:フリーウェイの終わりまであと半マイルだ。
    司令室:車をターンするとか、なにかできることはありませんか?
    男性:交差点に近づいてる。みんなしっかり掴まれ! 掴まれ! 祈れ! ああ…。

    この事故の調査結果から、フロアマットがアクセルペダルにひっかかったものと推定、「トヨタ自動車は25日、フロアマットがずれてアクセルペダルを戻せなくなる恐れがあるとして、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)にリコール(回収・無償修理)を届け出ることを正式決定した。対象は少なくとも計426万台にのぼる見込み。米国にトヨタが進出した57年以来、同社として米国内では最大規模のリコールとなる(asahi.com)」

    さて、問題はフロアマットだけかと言えば、そうでもない。
    死亡した男性は、その通報のなかで、「ブレーキも効かない」ことを訴えています。
    通常の考え方から言えば、例えアクセルペダルが戻らなかったとしても、
    ・ブレーキを踏む
    ・サイドブレーキを引く
    ・ギアをニュートラルに入れる
    ・エンジンを切る
    ・車を側壁にこすりつける
    など、幾つかの防御策は考えられます。運転者はハイウェイ・パトロールの隊員であり、これらの知識がなかったとは考えられません。

    では、なぜ事故は起きたのか。
    僕は専門家ではないので、事故原因を特定しようとか、そういうつもりではありません。ただ、個人的な興味から、なぜ? と思わずにいられなかったので、いろいろとまとめて考えていきたいと思っています。

    で、その前に、アクセルペダルがフロアマットにひっかかる問題のリコールのきっかけとなったこの事件、実は関連性はないと考えられています。問題を複雑にして申し訳ありませんが、事実として伝わっていることを正確に記述してみます。

    10月18日 asahi.com配信の記事。
    ニュースも元記事にはすでにアクセスできなくなっているので、魚拓から引用。
    >>>米国で4人死亡の暴走事故を起こしたトヨタの高級車レクサス「ES350」は、犠牲者がトヨタ系販売店から、自分の車を整備のため預けている間、借りていた「代車」だったことが分かった。ES350の所有者は、フロアマットがずれると暴走する恐れがあることを07年のリコールを通じて知らされているが、今回の犠牲者は自らの車はリコール対象でないため危険性を認識しないまま乗っていた可能性が高い。
    (中略)
    これまでの調べで、代車の運転席には、トヨタ純正だがES350用より前後がやや長い、別のレクサス車用の全天候型フロアマットが装着されていた。
    (中略)
    代車に全天候型フロアマットを取り付けたのがセイラーさんなのか販売店なのか、地元警察当局は明らかにしていない。しかし、セイラーさんがES350の所有者で07年のリコール通知を受けていたなら、こうした長い全天候型フロアマットが付いた車に乗らなかった可能性がある<<<。

    さらに10月14日 asahi.com配信の別の記事。
    >>>トヨタ自動車の米国でのリコール問題に関連し、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が08年、同社の高級車ブランド「レクサス」を対象とする調査報告書をまとめていたことが分かった。回答したユーザーの1割が意図せずに加速する「暴走」を経験。
    (中略)
    NHTSAによると、調査はユーザーの苦情を受け、07年モデルの「レクサスES350」を対象に実施。1986人のユーザーにアンケートし、600人が回答した。報告書によると、回答者のうち59人が「意図しない加速を経験した」と答え、その中の35人は全天候型フロアマットを敷いていた。
    (中略)
    トヨタは調査を受け、報告書がまとまる前の07年、「レクサスES350」と「カムリ」の一部で、オプション販売の全天候型フロアマットを交換するリコールを実施した<<<。


    さて、改めて。
    上に記述したとおり、トヨタはフロアマットの不具合を認識し、リコールを実施したのにも関わらず、事故を起こした車には(純正ではない)危険なフロアマットが敷かれていたことになります。
    フロアマットを敷いたのが誰かは明らかにされていませんが、きちんとした対応がされていれば事故は起こらなかった可能性は否定できません。
    一方で、どういう原因であれ(それが人為的ミスであれ)、アクセルペダルが戻らなくなった場合、なんらかの対処が可能であれば事故は防げた可能性もあります。それが上に掲げた5つの方策です。もう一度書きます。

    A.ブレーキを踏む
    B.サイドブレーキを引く
    C.ギアをニュートラルに入れる
    D.エンジンを切る
    E.車を側壁にこすりつける

    これらを順に考察していきます。

    【A.ブレーキを踏む】
    事故者は通報でブレーキが効かないことを告げています。
    ここでWikipediaより「ディスクブレーキ」の項を参照。
    ごく簡単にまとめると、「ディスクブレーキは制動力が弱いため、“倍力装置”をつけペダル自体の踏み込みの力を軽減しているため、この倍力装置がうまく機能しなくなった場合、踏み込みに非常に大きな力を必要とするという。
    この倍力装置には負圧、油圧、空気圧を利用したものがあてられることが多いが、小型車では一般的にガソリンエンジンの吸気管負圧が利用されている」

    つまり、アクセルが全開になっている場合には負圧がかからないので、ブレーキ倍力装置(ブレーキ・ブースター)が働かず、ブレーキはほとんど効かないということになります。ちなみに、僕は詳しくはよくわからないのですが、ブレーキの最初の一踏み目には負圧が残っているので、最初の1回だけはブレーキが効くといいます。つまり、何度も何度も踏んではダメで、一踏みで停めるつもりで踏む必要があるとのこと。緊急時にこれは無理です。
    ちなみに、エンジンを切った場合、同様に倍力装置は働きませんので、自力で車を停車させることはほとんど不可能になります(ただし、推進力を止めることはできます)。


    【B.サイドブレーキを引く】
    これもAに関連していますが、現在の車の重量とパワーを人力で、しかもサイドブレーキだけで停車させることはほぼ困難です。サイドブレーキはあくまでもパーキングブレーキであり、制動装置ではないからです。もちろん若干推進力を弱めることはできるかもしれませんが。


    【C.ギアをニュートラルに入れる】
    これはごく一般的に考えられる対処方法だと思われます。AT車で走行中にニュートラルにすることは、トランスミッションを壊す恐れがあるとか、エンジンが焼き付く恐れがあるとか、いや、まったく問題ない、など、ネット上でも意見が分かれているようですが、少なくとも190km/時で走行している車において、とにかく推進装置を止める必要があるわけで、ニュートラルに入れることでエンジンが焼き付こうが、トランスミッションが壊れようがそこに構っている必要はありません。
    ただし、アクセルペダルが戻っていない状態では、空ぶかし状態となってエンジンの回転数は急上昇するでしょうし、ブレーキが効かない状態も続くわけです。緊急対応とはなりません。


    【D.エンジンを切る】
    エンジンを切ると倍力装置が働かなくなりブレーキがさらに効かなくなることは書きました。加えてパワーステアリングやその他、電子制御装置も効かなくなるわけで、高速走行中の危険性は高まるものと考えられます。
    また、エンジンを切るのも一苦労です。近年、イグニッションキーを回すシステムではなく、スタートボタンを押すシステムが多くの高級車などに導入されていますが、このシステムにおいてエンジンを止めるには、このボタンを3秒以上押し続ける必要があるとのこと。緊急時にこれも無理な話です。
    ちなみに、時速190kmで1秒に進む距離はおよそ50m。3秒以上ということは150m以上ということ。普通にブレーキが効いた場合の制動距離を計算してみると、「乾いたアスファルト/乾いたコンクリート/かつ、タイヤは良好」という最高の条件で、時速190kmでは空走距離39.58m、制動距離177.65m、両方を足した停止距離は217.23mということになり、仮にボタンを3秒以上押してエンジンが切れたとして、仮にブレーキが完全に効いたとして、その停止するまでの距離は400mにも及びます。


    【E.車を側壁にこすりつける】
    時速190kmで、壁に平行にあてることができれば、ですが。



    さて、ずいぶんと長くなりましたが、以上のように、このような事態が発生した場合、回避は困難だということがわかります。僕はこの事故の原因を、「電子制御に頼り、快適性を求めすぎた結果」だと考えています。
    以前から日本でもAT車の暴走事故は報告がなされていました。つまり、「アクセルとブレーキの踏み間違い」です。また、パワーステアリングが効かなくなった、窓が開けられない、といったことによる事故例も報告されています。いずれの場合もMT車で、パワーステアリングもパワーウィンドウも付属していなければ起こらなかった事故だといえます。

    今回のアメリカでの事故は「アクセルペダル」が戻らないということが原因で、結果としてブレーキが効かなくなったわけですから、MT車であれば防げたというものではありません。ただ、一息にアクセルペダルを押し込んでいくAT車と違って、MT車ではシフトアップの度にアクセルペダルから足を離す必要があります。従ってアクセルペダルが戻らないという状況に早く気付いた可能性はあったかもしれません。
    いずれにしても電子制御に頼りすぎ、楽なシステムを選択し続けた結果が引き起こした事故だと僕は考えますし、同様の事故がこれまで起きていたであろうことも想像できます。
    ただ、これはトヨタにとっての問題点ではなく、人間と車との関わり方の問題点ではないかと思います。車は確かに便利で、快適性も重要なもののひとつです。けれども、その前に、あくまでも危険なものであるという認識のもと、手動でも操作可能な状態の維持と、緊急停止スイッチ等の設置は必ず行うべきだと思います。
    ちなみにフォルクス・ワーゲンなどは、アクセルペダルが踏まれた状態(戻らない状態)でブレーキペダルを踏むと、フューエル・カットが働き駆動力が抑えられる設計になっているそう。ドライバーがどういう状況であれ、アクセルとブレーキが同時に踏まれた場合は安全を最優先するという姿勢です。これは上に上げた、「アクセルが踏まれていると倍力装置が働かずブレーキが効かない」というものと真逆の発想であり、ごく極めて当たり前の発想だと思います。この機能をつけるだけで暴走事故を減らせる可能性がある以上、積極的に導入すべきです。


    最後に、米国の公聴会で証言をした女性が乗っていた「危険な車」についてのその後のお話。

    【ワシントン】米下院エネルギー・商業委員会が23日開いたトヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)問題をめぐる公聴会で、急加速を経験したとして証言したロンダ・スミスさんのトヨタの「レクサスES350セダン」が、現在も使用されており、何のトラブルも起こしていないことが分かった。米高速道路交通安全局(NHTSA)の広報担当者が24日明らかにした。
    同スポークスマンによれば、NHTSAが先週、同車の新しいオーナーに聞いたところ、「走行距離3000マイル弱のところで購入し、何のトラブルも経験せずに走行距離は2万7000マイルになった」と答えたという。スミスさんは証言で、2006年にテネシー州のハイウェーで制御不能の急加速に見舞われ、時速100マイル(約160キロ)になった恐怖の経験を涙ながらに語った。その後、スミスさん夫妻は同車を売却した。
    報告を受けたNHTSAの検査官は、フロアーマットがアクセルペダルに引っかかったことが原因と判断した。しかしスミスさん夫妻は、フロアーマットのせいではないと主張。スミス夫人は、車が速度を上げる前にクルーズ・コントロール・ライトが点滅したことから、電子制御系の問題と考えている。


    これもクルーズ・コントロールという便利装置による悪影響なのかもしれません。
    スポンサーサイト

    テーマ : 気になるニュース
    ジャンル : ニュース





    過去の記事で。

  • 2010.02.17
  • 今日は過去のエントリーで書いていたことがいくつかニュースになっていたので再度取り上げて。

    まず、「自動車業界に広がるトヨタ擁護論!」というダイヤモンド・オンラインの記事から。
    このなかで、「プリウスの協調回生ブレーキ」については「ドライバーのフィーリングの差」であろう、と説明しています。プリウスは回生ブレーキと油圧ブレーキを電子制御によって協調させており、従来の油圧ブレーキのみの自動車とはフィーリングは異なって当然だということです。
    ただ、トヨタはこのブレーキに関してしっかりとした対策を施してきており、(以下引用)「初期の協調回生ブレーキは、初代プリウスが「(業界で)カックンブレーキ」と言われたほど、軽く踏んでカックンとブレーキが効く特異なフィーリングがあった。また、2000年代前半に北米投入された初期のカムリハイブリッドも、ブレーキング時に足裏がムズムズと痒くなるような回生制御の微振動があり、キュイーンという回生ブレーキ発生音もかなり気になった。そうした協調回生の歴史を経て、2009年デビューの第3世代プリウスの協調回生ブレーキのフィーリングは「(初期と比べれば)限りなく普通の車に近い」状態になった。こうした技術革新の実態を知っているからこそ、筆者を含めた多くの自動車業界関係者は「今回のプリウス・ブレーキ問題をリコール扱いとするのは、ユーザーへの過大反応だ」と考えるのである。」とのこと。

    僕はこの記事に全面的に賛成します。
    僕は2月11日のエントリーで、「プリウス問題について騒ぎすぎ」と書きました。そのなかで、「まったく同じ感覚で動かせる車なんてないのが当たり前」とし、「車の特性を、道の特性を理解して、それぞれの環境に適応した走り方をしているのであれば、プリウスだから危険ということはないはず」と結びました。
    ところがこのプリウスのブレーキ問題を、過去に問題になったフロアマットやRAV-4などに発生したフリクションレバー、さらに新しくアクセルペダルでの死亡事故を関連づけて「トヨタ車は危険」「トヨタによる問題隠蔽体質」と騒ぎ立てているのが実情です。
    すべての車にこれらの問題が複合して起こるわけではなく、また、それぞれをリコールして対処しているにも関わらず、この問題はおさまるところを知りません。
    また、こういった問題は新規ユーザーの獲得に大きく響いていきます。トヨタに乗り続けている人、自動車業界関係や自動車が好きな人、自動車に対して「本来的に危険」であると認識できる人、こういった人たちはこの件に関して惑わされることはないと思うのですが、残念ながら、それ以外が大多数を占める社会のなかではトヨタが信頼を回復するのは非常に困難だと考えられます。
    プリウスはトヨタ会心の自信作であったわけではないと思うのですが、世間は「さすがトヨタ」という評価をし、トヨタの代表作として扱いました。そのプリウスに「危険」というレッテルを貼られたわけですから、トヨタブランド全体に対するイメージダウンは計り知れないものになったと言うことです。
    この問題からトヨタがいかにして回復するのか、環境性能、エコロジーという次世代に大きく飛躍する分野を封じ込まれてしまったトヨタにとって出口はまったく見えません。


    長くなってしまいましたが、もう少し。
    次に、「ANAが水・お茶以外「有料化」」というJ-CASTニュースの記事。
    これは全日空が1月29日に新たに公表したコスト削減策のなかで示されたもので、従来は無料だったコーヒーやジュース、コンソメスープなどが有料化されるというもの。
    僕は以前、日本航空について「客室乗務員不要論とともに、ジュースや新聞、毛布に関しても不要論」を書きましたが、これはごく自然な流れだと思います。
    ただ、気をつけなくてはいけないのが、いわゆる「エコノミークラス症候群」というヤツ。他の交通機関と違って、飛行機は長時間同じ体勢を保っている時間が長いということ。また、湿度も平均20%程度と低いことも同症候群になりやすいと言われています。この対処法は適宜体を動かすことなのですが、機内ではむやみにシートベルトを外して動き回ったりすることは逆に危険な行為となります。で、もうひとつの対処法が水分補給です。ところがこの水分が機内では(水とお茶以外、無料で)提供されないということになると、同症候群の発症リスクが高まることが予想されます。また、機内に持ち込める水分の規制もあり、水分補給が余計困難になることも考えられます。
    ところが、この「機内に持ち込める水分量に関する規制」というのが実は誤解して伝わっている可能性が高いのです。

    まず、国際線における「液体物持ち込み制限」についておさらいです。
    成田空港のセキュリティーガイドにはこのような記載があります。
    「国際線をご利用の際は、100ml(g)を越える、あらゆる液体物の航空機機内への持ち込みは禁止です。ジェルやスプレーなども対象となりますのでご注意ください。」
    一見すると、ドリンク類は持ち込めないように思いますので、上記のように全日空がエコノミークラスでの水・お茶以外の無料提供を廃止した場合、それ以外の飲料を飲みたい場合、350mlのビールを500円、300ml入りのコカ・コーラを300円(J-CASTニュース)で買うことになります。
    ところが、本当にすべての(100mlを越える)液体物を持ち込めないのかといえば違います。
    上記セキュリティーガイドによれば、「出国手続き後に免税店などの店舗で購入されたお酒、化粧品類等の液体物は、上記の制限にかかわらず機内へ持ち込み可能です。」と記されています。補足するために成田空港に電話して問い合わせをしたところ、手続き後に免税店等で購入した飲料物(お茶やコーラなど)は持ち込み可能との回答でした。ただし、「他空港で乗り継ぎをされるお客様は、乗り継ぎ先空港の保安検査で液体物持ち込み制限ルールが適用されます。液体の免税品は、最終乗継空港の免税エリアで購入してください。」とのことなので、乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ空港で没収される可能性もあるとのことでした。
    一方、国内線に関しては羽田空港に問い合わせてみましたが、保安検査時にドリンクを見せて確認が取れれば機内に持ち込むことは可能とのこと。もちろん保安検査後に売店等で購入した飲料物の持ち込みも可能です。
    というわけで、今後は新幹線に乗るときと同じように、空港でドリンクを買って行きましょう。ただし、こぼしたときの後始末等を考えると、ジュースやコーラなどべとべとするものは控えてもらった方がいいとは思うのですが。


    最後に、民主党小沢幹事長に関して。
    小沢恐怖の“大粛清計画”特捜解体」という記事。
    この記事内にも引用されているように、彼は、「強制力を持った検察の捜査に勝るものはない。その結果、不正はないと明らかになったのだから、国民ははっきり理解していただける」とマスコミを前に語りました。その上で、マスコミに対して、私が不正をしていなかったことが証明されたことをきちんと報道するようにと注文をつけました。
    この発言に対して、同調するというか、納得させられてしまっている人がそこそこいることに驚きなのですが、そもそも、今回の小沢氏に関する捜査容疑はあくまでも市民団体から告発された「政治資金規正法違反」に関してのこと。その規制法違反容疑に関して、積極的に関与したと裏付けるだけの証拠固めができなかったという「嫌疑不十分」であって、「不正はないと明らかになった」わけではありません。事実、彼の秘書三人は起訴されており、政治資金規正法に対して違反があったとされたわけです。
    もちろん、まだ起訴段階であり、今後の刑事裁判を通じてその認定がなされていくわけですが、そういうふうに自分の都合のいいように事実をねじ曲げる小沢氏の発言には本当に怒りを覚えます。
    彼は「国民はこのように説明してもどうせわからないだろう」と考えているのかもしれませんが、小沢氏に対する不信任が80%を越えるような結果となっている以上、そう思い通りにいくかどうか。
    以前のエントリー「「単純なミス」という最低の逃げ口上。」内で「小沢幹事長は、「いずれにしても、きちんと一応の区切りがつきましたならば(略)お答えいたしますが」と述べています」と彼の記者会見内容を引用しましたが、結局終わってみれば「検察の捜査がすべて。これ以上話すことはない」の一点張り。
    やはりこの人、あまりにも不誠実です。

    テーマ : 気になるニュース
    ジャンル : ニュース





    プリウスで大騒ぎ。

  • 2010.02.11
  • この1年間はとにかくプリウスでお祭り騒ぎ。
    販売となれば話題騒然で、僕も私もで納車まで数カ月とも。で、ついには2009年、ハイブリッド車としてはじめて年間新車販売台数で1位になったわけで……。
    で、今度は悪い方で大騒ぎ。それはつまり、それだけ売れて、それだけ世間に認知されて、ということの裏返しでもあるのだけど、それにしても、ちょっと騒ぎすぎではないでしょうか。

    毎日.jpのニュースから。「「プリウス」リコールで波紋 「乗車拒否が心配」」。
    記事によると「女性客が『プリウス怖い』とつぶやいたのはショックだった。作業が終わるまで気をつけて乗るが、乗車拒否されないか不安」だとのこと。

    もちろん、僕はプリウスに乗ったことも、運転したこともないので、軽はずみなことは言えませんが、それでも昔アルバイトで車を動かす仕事をしていた関係で、相当な種類の車を運転したことがあります。
    そこでの経験から思うのですが、車っていうのは、例え同じ車種であってもそれぞれに癖があるものだと僕は思っています。ブレーキの遊びが多すぎて、本当に突っ込んで踏まなければブレーキがきかないものもあれば、どんなにアクセルを踏み込んだところでまったく動き出さない車もあります。同じパワーステアリングでも、小指でも回せるんじゃないか? と思えるような車もあれば、両手でしっかりと回してあげないと動かない車もあります。
    これらはもちろん車独自の性能のほかに、タイヤの空気圧や路面状況、ブレーキのへたり具合といった個々の部分の影響もあって、まったく同じ感覚で動かせる車なんてないのが当たり前です。

    プリウスのブレーキが作動しないのはたしかに問題があるのだろうけど、それならそれで、この車はそういう性質があるのか、と認識し、急ブレーキを踏まないような運転を心がければ事故は十分回避できるはず。
    トヨタの説明では「すべりやすい路面では……」ということだったので、なおさらのこと。そもそもすべりやすい路面では、例えどんな高性能の車であってもすべりやすいわけで、そこでブレーキがきかなかったのであれば、きかないほどの速度を出している方が問題。ブレーキを使って停止するのではなくて、止まらなければいけない十分手前からアクセルを戻し、エンジンブレーキを使って徐々に停止するように心がければ、ブレーキがきく、きかないはさほど関係のないことだと思います。

    車で街を走っていてよく感じることは、信号が変わるとブーンと加速して次の信号前で急制動をかけている車がとても多いこと。僕は長らくマニュアル車に乗っていたため、信号が変わったとしてもギアを少しずつ上げていくので急発進とはならず、また、次の信号を見越してギアを落としていくので、ブレーキをさほどきかさずに止まるような運転をしていました。それはオートマチック車となった今でも変わりません。もちろんギアこそ変えませんが、どうせすぐに止まるのだし、むやみにアクセルを踏む必要性を感じないからです。そうすると、後ろの車はイライラするのでしょう、右や左の車線から追い越していき、僕の前に割り込み、信号で急ブレーキ。こういう状況に何度遭遇したかわかりません。
    常日頃から、そういう無理な運転をしていれば、自ずから急ブレーキが必要な場面はたくさん出てくるでしょうし、そんなときにブレーキがきかない、と感じれば、「自分のスピードの出し過ぎ」ではなく「ブレーキがきかない」ことに腹を立てるだろうことも想像できます。

    もちろん、もう一度言いますが、ブレーキがきかないのは言語道断。車の安全性の最重要項目であり、きかないことをトヨタが言いのがれすることは許されるはずがありません。
    ただ、上にも書いたように、車の特性を、道の特性を理解して、それぞれの環境に適応した走り方をしているのであれば、プリウスだから危険ということはないはず。ところが、女性客が「プリウス怖い」とつぶやいた、というのが冗談ではないように、世間では「プリウスだから危険」という認識になってしまっているのはまったくおかしな話です。

    なぜなら、どんなに高性能だろうが、どんなに新しかろうが、車はまずもって「危険な乗り物」であるのですから。

    テーマ : 気になるニュース
    ジャンル : ニュース





    iPadの目指すもの。

  • 2010.02.03
  • うーん、また大げさなタイトルをつけてしまいました。
    「iPadの目指すもの。」? そんなのわかるはずがないのに。

    で、iPad。
    日本での発売はまだ未定のようですが、アップルのサイトを見ると、iPadの紹介がトップに来ているので、発売しない、ということではない様子。iPad発売日にはまだ表示されていなかったので、逆に言えば、具体的に発売日が決まったのかもしれませんね。

    さて、iPad。
    いったい何ができるのか。
    現状でのiPadの理解というのは「タブレット型PC」というのが一般的な見識でしょうが、これはその性質上、PCではありません。
    では、これはなにか。
    ざっくり言うと、これは大きなiPod Touchなわけです。

    任天堂からもDSi LLという画面が少し大きいものが出ていますが、これは辞書的なものや家計簿、右脳訓練など学習用など、さまざまなアプリケーションが出たことにより「持ち運ばない」タイプとしてこのようなサイズが考えられたのだと思います。
    日本ではiPodと言えば、携帯音楽プレーヤーという認識が圧倒的ですが、海外でのiPod、特にiPod Touchの認識は日本のそれとは異なります。また、アップル自体、iPod Touchを携帯音楽プレーヤーではなく、ポータブルゲーム機という認識で捉えており、それを基軸とした展開が行われています。つまり、任天堂が携帯用ゲーム機としてDSを、家庭用ゲーム機としてDSi LLを出したのと同様に、携帯用としてのiPod Touch、家庭用としてのiPadという考え方です。
    ただ、アップルは単にそれだけの理由でiPadを出したわけではありません。アップルは当然のことながらiPadを「携帯用」として考えているのです。

    で、アップルがなにを考えているか、iPadでなにをしようと思っているのかを考えるにあたり、そのサイズから読み解いて見ることにします。

    iPadの画面サイズは9.7インチ。○インチというのは対角線の長さをインチで表したもので、タテヨコの比率は3:4が基本形となります。で、ざっくりと三平方の定理を使って計算してみると、9.7インチというのは、タテ19.7センチ、ヨコ14.8センチくらいになります。実際には画面の周囲に枠がついて、本体自体の大きさはタテ24.28、ヨコ18.97センチになるわけですが、画面サイズをわかりやすく言うと、A5サイズ(21×14.8センチ)くらいとなります。ちなみに、iPadはその発表時のプレゼンテーションやボタンの構造から考えるに、タテにして使うのが正しい(というか王道)ようです。

    さて、このA5というサイズ、これはつまり教科書や参考書と同じくらいの大きさです。
    で、さらに、この9.7インチ、これはもうひとつ、amazonの電子ブックリーダー「Kindle(キンドル)」(→Wikipediaによる解説)も同じサイズというところが興味深いところです。
    で、amazonとアップル、この両者は今後、電子書籍、電子出版という分野に大きく進出していくわけですが、amazonがあくまでも商用の電子書籍のシェア拡大を狙っているのに対して、アップルは単に電子書籍、電子出版という枠組みにとらわれない、さらに広いエリアを目指していると考えられています。

    それは教科書という一大マーケット。
    世界中どこに行っても教科書を使わない学生はいない一方で、教科書にはさまざまな欠点があります。
    まず、教科書代は高いと一般的に考えられています。日本では新学年を迎えると同時に新しい教科書を買うことはごく当たり前のことですが、世界を見渡してみると教科書は兄弟や知人から譲り受けたり、古本屋で買い求めたりすることがごく普通に行われています。ところが前任者がいるということは、汚れや書き込み等も考えられますし、なにより情報が古い可能性だってあります。
    また、各教科ごとに教科書を持ち歩かなければいけないので、例えば忘れてしまったり、あるいは図書館で自習をしようとしたときに持っていなかったりということも考えられます。
    そして、教科書の一番の欠点は、教科書に書かれていることがすべてで、発展性がないことです。例えば、日本史の時間に徳川幕府のことを勉強しているとした場合、家康や家光、吉宗、綱吉あたりは教科書にもそれなりの解説が掲載されているでしょう。では、六代家宣は? 七代家継は? 家治や家斉や家慶や家定や家茂は? と来たらもうお手上げ。また、歴史上に登場する地名から、現在その場所がどのようになっているのかという地理的な話に飛躍することはできません。歴史は歴史、地理は地理という縦方向の勉強しか行えず、相互理解を深めることが難しいのが現状です。
    ところが、iPadが教科書の代わりを果たせるのであれば、各項目にリンクを張ることで横断的な学習もできるようになりますし、さらに最新情報をインターネットを使って調べることもできます。音楽の授業では実際の音階やさまざまな民族楽器の音なども体感できますし、生物の授業では鳥や動物や昆虫などの動く姿、鳴き声なども知ることができるようになります。
    これはつまり、世界中のすべての事象が掲載された大百科事典を持ち歩くような画期的なことであり、学習方法自体が大きく変化することも考えられます。

    もちろん、だからといってすべてがこの数年に大きく変化するわけではありません。
    ただ、携帯電話やインターネットなどは、この10年15年で飛躍的に普及し、人々の生活を大きく変化させることとなったわけで、iPadやKindleが次の世界を作る可能性は十分にあるわけです。事実、携帯電話がこれだけ普及したにも関わらず、iPhoneは携帯電話の収益モデルを大きく変化させました。従来までの通話料を主体としていた収益が、アプリケーションや音楽といったコンテンツのダウンロード、インターネット接続などの通信料へと変化し、ソフトバンクの収益拡大に大きく貢献しています。

    また、1月31日には就職活動にiPhoneという記事も掲載されていました。
    会社説明会の申し込みをするにあたり、ウェブ接続ができるiPhone(を含むスマートフォン)が学生達に人気という内容です。これら、iPhoneを購入した学生達は社会人になってもiPhoneを利用するでしょうし、その利便性の高まりにつれて社会は一気に動いていく可能性があります。こういった動きは携帯電話やインターネットによってすでに証明されているのです。

    テーマ : 気になるニュース
    ジャンル : ニュース





    プロフィール

    常盤荘太郎

    Author:常盤荘太郎
    いろいろと調べることが好きで、そのことでわかったことを基本に日常の疑問、感じたことなど、日々の話題にいろいろとツッコミを入れていきます。
    主夫目線で書く家事全般の記録
    生活のカケラ。
    トレード日記
    株とFXのトレード日記
    もよろしくお願いします。

    サイト関連情報
    amazonで検索!
    最新記事
    カレンダー&アーカイブ
    01 | 2010/02 | 03
    - 1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 - - - - - -

    + アーカイブ
     
    ブログ内検索
    カテゴリ
    最新コメント
    最新トラックバック
    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    カウンター
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。