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民主党(特に小沢さん)にもの申す!

  • 2009.10.29
  • あんまりこういう社会的なことはこのブログでは扱いたくはなかったのですが、どうしても我慢できずに書いてしまうことにします。
    もの申したいのは、民主党の事業仕分け人に関してのことです。

    まずはこのニュース。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091026-00000132-mai-pol

    さらに毎日jpのニュースによると、事業仕分け人について小沢幹事長が3期以上の中堅議員から選ぶように指示したとか。理由について「分厚い資料を見ないといけない」と党幹部に語った、と。また、J-CASTの記事には「(チームが)何をするのかよくわからない」「僕だって(議員を)40年やって、分厚い予算書を見て、これが何のやつだ、いいとか、悪いとか、簡単にできる問題ではない」と発言したと書いてありました。
    一方、鳩山首相は、といえば、時事ドットコムの記事では「1年生でも有能な議員がいるから、ぜひ行政刷新会議で頑張ってもらいたいとわれわれは考えている」と語ったそうです。

    さて、本当のところはどうなんだろう、と調べてみました。

    まず、民主党のサイトから議員一覧を見ます。そこから全衆議院議員を見て、1期と書かれた人の詳細ページを見ます。さらに個人のサイトを見て、プロフィールなどを見ていきます(最終的に1期目の方は107人でしたが手作業ゆえ、間違いもあるかもしれません)。
    それらを抜粋編集したものは、追記にアップしておきますので、「続きを見る」から見ることができます。個人情報の一部ではありますが、議員自身がサイトにアップしているものをまとめただけですから問題があるとは考えていません。ただし、抜粋編集しておりますので、この情報がすべてではありません。より詳しい情報を希望される方は各議員のサイトをご覧ください。

    で、と、早くも結論を言ってしまいますが、小沢さん! あなたは間違っています!

    まず、学歴だけで見ても、東大、一橋、筑波、東北大、早稲田、慶応、明治、立教、法政、上智、青学、横浜国大、中央法科、京大、立命館、阪大、ハーバード、マサチューセッツ工科大、ワシントン州立大、コロンビア大とものすごい高学歴。とくに東大は107人中29人と27%、4人に1人が東大ということになります。
    もちろん学歴だけで人を図ることはできませんが、小沢さん、あなたは慶応でしょう? しかも、言って申し訳ないのですが、50年前に大学受験するのと、20年前に大学受験するのとでは倍率もずいぶん違っているはず。お勉強面だけでも、ずいぶん優秀な人材が集まっていると言えるのでないでしょうか。

    次に資格。弁護士、検察官、税理士、米国MBA、米国公認会計士や農学博士、外科医など、これまたそれなりの資格保持者がいらっしゃる模様です。ちなみに、小泉jrと闘ったことで有名な横粂氏、彼は弁護士なのですね。それも81年生まれで東大法学部卒、2005年には司法試験に合格しているわけですから、かなり優秀な方だということがわかりました。勉強不足で申し訳ありませんでした。

    さて、職歴。省庁出身者がそれなりに多いのですが、それなりに多いということは役所の仕組みがそれなりにわかっている方が結構いらっしゃるということです。テレビでも「予算を組んでいたから無駄がわかる」と言っていた仕分け人の方がいたように記憶していますが、それはまさにその通りでしょう。
    それから銀行や証券、生保といった金融関係が多いことも特徴のひとつかもしれません。それも窓口やら貸し付け担当やらといった小さな(失礼ながら)部署ではなく、ディーリングを行っていたり、M&A担当だったり、日銀だったり、ロンドン支店、ドイツ証券、UBS証券、メリルリンチ日本証券投資銀行部門マネージング・ディレクターを歴任の強者がいたり、シカゴ支店、資金為替部次長兼チーフディーラーを経てUFJ銀行資金為替部次長兼チーフディーラーをしていたり、モルガン・スタンレー証券からUBS証券、メリルリンチ証券取締役副会長兼投資銀行本部会長まで上りつめたりと、とにかくなんだかわからないけどすごそう。
    民間企業においても、丸紅を経て米国下院議員の政策スタッフをやっていたとか、ソニー法務部で法務実務を行っていたとか、毎日新聞社で東京本社デジタルメディア局プロデューサーから編集局夕刊編集部副部長になったとか、住友商事で米国シリコンバレーを中心としたITベンチャー企業への投資業務などをやってましたとか、東洋経済新報社で「会社四季報」編集部にいたんですとか、もう疲れたのでやめますが、切れ者ぞろい。
    それ以外にも市長経験者や県議会議員、会社経営者、植木職人とか……、とにかくいろいろな職種、経験を積んだ人がそろっていることに間違いないわけです。

    で、果たしてこういう人たちは本当に使えないのでしょうか。
    小沢さんの言葉を借りれば、「40年議員をやっていてもわからない」らしいのですが、これらの人たちにもわからない、と決めつけるのはいかにも早計です。
    たぶん、小沢さんは「政治と民間(政治以外の職業)とは違う」という気持ちなのでしょう。民間で通用したからといって、政治の世界で通用するわけではない、と言いたいのでしょう。政治は根回しが必要だし、お金の使い方も利益優先ではないし……と言いたいのでしょう。
    ですが、そういった従来・旧来政治から脱却するために、政権交代を目指したのではないのですか? そして官僚に流されない、無駄なものは無駄と言い切るために、脱官僚・政治主導を旗印としたのではないのですか?
    だとしたら、今回の小沢さんの発言はその意に反しており、民主党を信じて票を投じた有権者に対する裏切り以外のなにものでもありません。
    加えて、「一年生議員にとって一番大切なのは次期選挙で勝つこと」「地元で選挙活動を続けるために土日を返上して仕分け作業をするのは問題」といったような発言もあったかと思います。ソースがはっきりせず、僕のうろ覚えですから、間違っていたら申し訳ありませんが、こういった発言もいかにも旧自民党的で非常に馬鹿げています。
    「一年生議員にとって」に限らず、「すべての議員にとって」一番大切なことは、“選挙に勝つこと”ではなく“政治を行うこと”のはずです。きちんとした政治を行い、実績を残せば、それが必然的に次の選挙に繋がるものだと僕は信じています。もちろん、地道に選挙活動を行い、顔を、声を覚えてもらい、一人でも多くの人と握手をすることによって次の選挙に勝つという手法が実際に存在しうることもあるでしょう。ですが、例えば僕の例で言えば、今回の衆院選では自分の選挙区から立候補している民主党議員の名前も知らず、彼がなにをしてきたのか、なにを行おうとしているのかはまったく知りませんでした。当然、顔も、声も、もちろん握手したことすらありません。けれども僕は彼に投票をしたし、日本全国で同じような投票行動が数十万数百万単位で行われたであろうことも明白です。
    僕らは民主党に期待し、民主党員だからという理由で投票行動を起こしたのであって、いわば、小選挙区においても比例区選挙のような現象が起きていたのだと言えるでしょう。それが本来の選挙における投票行動として正しいかどうかはわかりませんが。
    今後、この4年間に自民党が、あるいはほかの政党が、いわゆる地道な選挙活動を行えば、場合によっては民主党議員は敗北するかもしれません。その場合、敗北の原因は何でしょう。他党の候補者が、民主党の候補者より、より多く握手をしたからですか? だとしたら、選挙というのはなんのために存在するのですか? 選挙を行って、当選する。そして国会で政治を行わず、地元で握手をし続ける。それが次の選挙の勝利に繋がる? そうして勝った候補者が政治家と呼ばれる? いや、それは政治家ではなくて、握手の回数を競うゲームに勝ったというだけの握手チャンピオンです。

    自民党が大敗北を喫した原因、そこには複雑な事情や社会情勢などが絡まり合っていて、ひとつだけを取り上げてどうこう論じることはできないことはわかっています。
    ただ、民主党のマニフェストと自民党のやってきたことを勘案するに、ひとつ明確な原因が浮かび上がってきます。それがつまり、「政治主導」ではなかった、ということです。
    政治家が選挙を重視するあまり国政に参加せず、立法府でありながら原案づくりを省庁にまかせ、族議員や地元貢献度の高い候補者が当選を重ねていく、それが良くも悪くも従来の政治でした。結果として、官僚による官僚のための官僚支配社会となり、無駄な税金が官僚のためにあらゆる事業に支出され、結果として国は莫大な借金を抱え込み、年金は失われました。そういった腐敗国家をなんとかしてもらいたいと、その気持ちで顔も名前も知らない政治家に一票を投じた気持ちが、小沢幹事長はじめ、党幹部のみなさんに真の意味で理解されているのか疑問です。

    そして、脱官僚、政治主導を目指すための布陣が今回の候補者であるのならば、そこには政策通が、政治のあるいは、予算等の精査のスペシャリストが、そして即戦力となる人材が並べられていなければなりません。僕は今回の作業を通して、二世議員を続々排出させてきた自民党とは異なる、ある意味においての“民主党のやる気”を感じることができました。
    ですが、小沢さんは「彼らを使うな」と言い、「彼らにはできない」と言います。彼らの能力を信じることができていないのなら、小沢さんは党を束ねる幹事長失格でしょうし、もし彼らが本当に使えないのなら、そういった人材を候補者として擁立した選挙責任者としてこれまた失格ということになります。どちらにしても小沢さんの今回の発言、行動は自らと候補者との間に大きな禍根を残すものになるのではないかと思うのは僕だけではないように思います。

    ちなみに、この内容をもう少しまとめたものを民主党にも送っておきます。

    【追加記事】
    <事業仕分け>体制大幅に縮小、7人で再開 対象減は必至
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000153-mai-pol
    32人を7人に縮小? いったいそれで何ができるというのか本当に理解に苦しみます。
    「小沢さんは民間の知恵を借りる」ということらしいですが、その民間から起用するメンバーにいくらの報酬を支払うつもりなのでしょう。自分たちでできることをわざわざお金を支払って他人に託す、それをムダと言うのではないのでしょうか。
    そしてその間新人には研修を受けさせる、って、そういうことこそ、空いた時間や休日等に行ってほしいと思います。まず、国会議員に充てられている莫大な費用そのものが国民の税金であるという意識がないからこういうことになるのではないでしょうか。
    民間の力を借りること、そのこと自体は間違ってはいないと思います。では「研修が大事」となにもかもを民間に委託していったら国会議員はなんのためにいるのか、ということになります。今後もその方針で行くのなら、まずなによりも先に国会議員の定数を大幅に削減する、もしくは議員報酬を大幅にカットするなどの、「自らが仕事をしない分を回す」という発想で望んでもらいたいと切に願います。

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    テーマ : 民主党・鳩山政権
    ジャンル : 政治・経済





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